蠍座満月2022~魂からの変容

5月16日はウエサク満月

5月16日 13時13分に蠍座で満月となります。

5月のこの蠍座で起こるこの満月は、ウエサク満月と呼ばれ、すべてのものの目覚めのために天界から強いエネルギーが降り注ぐといわれ、1年の中でも特別な意味をもつ満月です。

ウエサクとはインド歴の2月を意味するヴァイシャーカからきており、ブッダが生まれた日、悟りを開いた日、入滅の日がすべてこのヴァイシャーカの月の第一満月であったという伝承から、アジアを中心とした仏教国では、この満月の日にウエサク祭り(五月満月祭)として、世界の平安を祈って執り行われています。日本でも、鞍馬寺で行わわれることで知られていますね。

 

皆既月蝕を伴う強力な満月

そして、今回は皆既月蝕を伴うのでとくに強力です。

太陽と月が重なると新月になり、月の対角に太陽があると満月になります。月蝕は、その間に地球をはさみ、太陽、地球、月が一直線上に並ぶことで、地球の影で月に日が当たらなくなり、月が見えなくなることで起こります。太陽がいったん隠れあとに再び光を取り戻すため、生まれ変わりの象徴とも言われます。

太陽の運行する通り道(黄道)と月の通り道(白道)の交点は、過去世と現世が交わる交点れており、占星術でも注目する感受点です。これもまた生まれ変わりを象徴するといわれる所以かもしれませんね。すべてが満ちきった満月は次のサイクルのために手放してゆくときですが、月蝕ではその意味合いがよりいっそう強くなります。特に今回は、深い変容を促す蠍座で起こるウエサク満月です。

内面からじわじわくる深く大きな変容

今回の強力な満月は、目に見えるわかりやすいところではなく、内面的な深いところでの変容を促す動きとなるでしょう。変容とは、後戻りのある変化ではありません。別のものに生まれかわる、後戻りのないものです。

これまで目を背けていた自分の感情や執着に向き合い、そして手放して新しい自分に生まれかわる…そんな禊のようなことがある人もいるかもしれません。人によっては少々不安定にもなりやすかったり、落ち込んだり、感情が大きく揺さぶられたりするかもしれません。

細かなホロスコープ読みはもはや出遅れているので、他に譲りますが、特に今回の満月では、先に述べたウエサク満月、蠍座満月、月蝕という要素だけもみても、とてもスピリチュアルでインパクトの強さがありますので、もしこの満月のパワーがあなたに影響を与えているなら、今のその状況は、あなたの魂の成長のための変容に必要なものです。

深く自分の感情に向き合い、それにより生まれる戸惑いや揺らぎ、落ち込み、罪悪感や無力感…さまざな感情に目を背けず、感じてみましょう。その感情はどこからくるのか、誰のために起きていることなのか、少しずつ見えてくるのではないかと思います。そうしてゆっくりでよいので不要なものを手放して行きましょう。

この流れは急激な変化というより、内面からじわじわとした変化、変容となるので、まだすこし揺らぎを感じることもあるかもしれませんが、それを超えたさきには大きな成長や収穫が得られることもまた示唆されています。

そのためには、いましっかり自分の感情に向き合い、不要なものを手放し、身軽になっていることが大切です。

知宙

 

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知宙  (ちひろ)

知宙 (ちひろ)

キャリア&マインド専門
占星術カウンセラー。

安定した退屈な人生より、いばらの道でも心揺さぶる楽しい人生を送りたい。そんないばらの道を乗り越え見えてきた経験を活かし、会社員としてキャリアを重ねつつ、占星術カウンセラーとして活動。モラハラ脱出経験のあるシングルマザーでもある。